労災を使うときには「労災指定病院」を活用しよう

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みなさんどーもこんばんは。はじめて労災を使って、少しだけ社会人になった気がしているbuffaroです。

3月1日に、バイト中にフライヤーの油を左手に浴びる事件があり、そのときに生まれ初めて労災を使ったので、そのときのお話。

結論から言えば、労災を使うときには極力「労災指定病院」で診察を受けるようにしましょうって話。

本日のお品書き

そもそも労災とは?

労災は、労働者を守るための保険のことで、誰かに雇用される(労働者として働く)人は、すべての人が使うことができる保険の事です。

労災について、詳しくは以前の「労働者を守るのが労災。働くなら労災を理解しておかないと。」を読んでみてください。

労災指定病院とは?

労働者災害補償保険(労災保険)では、労働者の方々が仕事(業務)や通勤が原因で負傷したり病気になった場合、原則として労災保険指定医療機関で無償で治療を受けることができます。

引用元:労災保険指定医療機関検索 |厚生労働省

労災指定病院とは、簡単に言えば労災を無料で使うことができる病院です。労災保険を使用して診察を受けるためには、基本的には一度全額自腹で負担することが原則ですが、労災指定病院で診察を受ける場合には、無償で診察を受けることができます。

ただし、労災を受けるための書類(療養補償給付たる療養の費用請求書【様式第5号】)を会社などから受けとり、病院に提出するまでは一時預かり金として1万円程度を預けることが一般的のようです。これは病院によって違うので、通う病院でしっかりと確認しておきましょう。

なぜ労災指定病院をすすめるのか

労災を使えば、どこの病院で診察を受けたとしても一時的に全額負担はしても、最終的には全額給付されます。

それでも僕は、できることなら労災指定病院で診察を受けることをお勧めします。

  1. 一時的にも自己負担が一切ない
  2. 手続きが簡単
  3. もしもの心配がない

まぁ、僕が「労災指定病院」をお勧めするのは上記の3ポイントって事。ひとつずつご説明します。

一時的にも自己負担が一切ない

預かり金は別として、一時的だとしても自己負担が一切ないって事はかなりのメリットだと思います。

普段病院で診察を受けるときは、国民健康保険を使用しているので3割負担で診察を受けています。しかし、指定外病院で労災を使用するときには一時的に全額負担になります。

つまりは普段の病院の3倍以上のお金を支払って診察を受けていくことになります。もちろん最終的には全額給付されますが、病院に通うことで生活費の工面などで苦労してしまったり、お金が足りなくなって病院にしっかりと通うことが出来なくなり、治療を最後まで受けることが出来なくなる可能性もあります。

手続きが簡単

指定外病院で診察を受けた場合の、労災保険の受給方法は、一般的に「会社から書類(療養補償給付たる療養の費用請求書【様式第7号】)」をもらい、それを「病院に提出」した後、「病院から費用請求書に証明」をもらい「労働基準監督署に療養の費用請求書」を提出します。

会社によっては、労働基準監督署への書類提出などを行ってくれる場合もありますが、そのような部署が設立されていない小さな会社の場合には、すべて自分で行う必要があります。

ところが、労災指定病院で診察を受けた場合には、「会社から書類(療養補償給付たる療養の費用請求書【様式第5号】)」をもらい、「指定病院へ提出」だけで労災保険で診察を受けることが出来ます。

もしもの心配がない

個人的に僕が一番気にするのが、このもしもの心配がないということ。

もしもの心配というのは、何らかの理由によって会社から労災が認められなかった場合のことです。

厳密には認められないことはないはずなのですが、会社によっては「労災指定病院での診察しか認めない(様式5号しか発行しない)」場合があったり、上司がしっかりと会社に報告をしていなくて、労災の証明をしてくれない。等のもしもの場合がありえます。

労災というのはそもそも労働者を守るための保険なので、そのようなことがないように「労災指定病院」というものが存在しています。何らかの理由により、一時的に全額負担した医療費が支給されないような事態にならないように、出来ることなら「労災指定病院」で診察を受けるようにしましょう。

労災指定病院の見分け方

ここまでで、なぜ僕が労災指定病院をお勧めするのかは理解してもらえたと思いますが、実際にどうすれば労災指定病院を見分けることが出来るのか。

答えは簡単!「厚生労働省 労災保険指定医療機関検索」こっから検索できますよー。

まとめ

今日のお話を簡単にまとめると、仕事中に怪我をしたら、迷わず「労災指定病院」にいって、労災で思う存分療養しましょうって事でした!

ちなみに、労災というのは労働基準監督署が扱っている保険?なので、会社に負担をかけるからといって労災を使わないようにするみたいな、今までの僕のようなキチガイ的な考えは捨てて、労働者としての当然の権利である労災をしっかりと使うようにしましょう。